レポート■みずのもり2015その1 イベントの始まり・ご挨拶
8月 9th, 2015 / suisei
みずのもりチャリティ2015年6月20日(土)14:00~東久留米市役所屋内プラザ
◆その1 イベントの始まり(ご挨拶など)
このイベントも第5回を数えることとなりました。復興が進めば、いつかこのイベントは名前を変えて、新しい姿になるはずです。早くその日が来ることを願っています。 レポートその1は、開会にあたって、頂いたご挨拶の風景などをお届けします。
さて、今年の翠清は、サクソフォン近藤敬行、オーボエ青木美帆、ピアノ藤光直美が担当させて頂きました。司会は、第1部近藤、第2部青木、藤光は皆様のピアノ伴奏。ステージスタッフは、翠清と、出演者の小出さん、赤十字奉仕団の方にお願いしました。
展示など、全体の取りまとめは、実行委員長の佐藤慎次さんに、お願いしました。佐藤さんには、この初回からこの役をお願いしております。開演に先立ちまして、まずは佐藤さんにご挨拶をお願いしました。佐藤さんは、度々被災地を訪れていらっしゃいます。様々な現実を目にしながらも、私達にとって、大切であるのはこうしたイベントなどを通じ、日常生活の中で、3.11を忘れないということではないかと、お話しになりました。佐藤さんには、この後フルートの演奏でも参加して頂きました。
続いては、ご後援をお願いした、東久留米市赤十字奉仕団の委員長、神藤寿男さんにお願い致しました。 赤十字奉仕団は、日本赤十字社の東京都支部で、地域の皆様が、できる時にできる形で、奉仕の活動をしていらっしゃるとのことです。その活動は、日本国内に留まらず、世界の様々な地での災害や問題と繋がるものです。
チャリティは、その企画に関わって下さる、多くの方々のお気持ちが形になるものです。神藤さんからも、ご来場のお客様に、感謝の言葉が述べられました。また、販売品のご紹介もありました。この販売品の売上は、赤十字社全体の活動に使われます。あるひとつのことを選び、活動する、チャリティを企画する中では、日々、様々な地で起こってしまう哀しい出来事に、どのように向き合ったらよいのか、悩んでしまうものです。東北の復興を願いながらも、周りには多くの災害、事故などが起こってしまう。助けを必要とするものが数えきれないほどある中で、赤十字社のような大きな組織での活動は、世界の中で、東北を考えるきっかけも与えてくれると思います。
当日は、神藤さんを中心に、ステージの音響をお願いすることができました。
なくてはならない力に、感謝しております。
実行委員長、ご後援団体、大切なお二人のお言葉を頂いたあと、いよいよ開演となります。 それに先立ち、震災で犠牲になられた方々を悼み、黙祷を捧げました。静かな祈りの時となりました。
その後、演奏が始まるのですが、それは次のレポートにて。
2つめの演目のあとに、被災地支援活動の方々からのお言葉を頂きました。 石巻応援プロジェクト「まきくる」さんです。このイベントには3回めのご参加を頂きました。久保田さんが、力強くお話しして下さいました。
石巻のまき、と東久留米のくる。東久留米で布を集めて、石巻の方々が布草履を作ります。それを、東久留米で販売して、石巻に届けるという活動です。ひとつずつ心がこもった、たったひとつの美しい作品。足になじんで、ここちよい草履です。震災直後、東久留米から、仕事があるにも関わらず、支援活動に向かった、若い方々がおられます。仮設住宅で、何かに打ち込むことができたらと始められた、布草履制作。心が少しほぐれていくまでには、時間がかかり、今も、多くの方が重いものを抱えていらっしゃると思います。被災地を忘れないということと、その時の大きな哀しみもまた、私達は思い出す必要があるのかもしれません。
今年は、残念なことに、4月25日、ネパールで大震災が起きてしまいました。
これまでのご縁で、ネパール学校建設支援の会 Yume Yuuki And You の皆様に展示などでご協力を頂いてまいりました。今年は、このチャリティを通じ、ネパールの震災にも目を向け、この会の販売については、ネパール震災からの復興のために使って頂くこととしました。そのご挨拶を、会の代表のタムラカルさんとスタッフの方にお願いしました。
日々の積み重ねで、2001年から学校を5校、建設するコーディネートをされたそうです。そのような中で、被害状況の把握をしながら、子どもたちの笑顔がみられるように、支援をされています。助け合う形は、様々に、折々につくることができるのではと思います。
ご挨拶は、動画でも全文を聞くことができます。
↓みずのもりチャリティイベント レポート集(タイトルをクリックして下さい!)
◆はじめに