今頃のレポートシリーズ3■みずのもりコンサートゲスト田沼欣樹くん
12月 19th, 2010 / suisei
今頃のレポートシリーズ、という形での記事になり、本当に申し訳ありません!この今頃…が沢山あるのですが、何とか書いてまいります。その都度、録音を聴いて、様々なものをよみがえらせております。第3弾は、みずのもりコンサートから。
2010年4月25日(日)14:00開演のみずのもりコンサート。会場:東久留米市役所 屋内ひろば。ゲストは、バリトン&ピアノ 田沼欣樹くんです。高校3年生。学生生活の最後の年。勉強に集中していく前に、音楽のステージにあがり、よいスタートをきれたのではないかと思います。今はちょうど受験本番にむけて、大変なときでしょう。応援の気持ちもこめて。春の便りを待ちつつ。共演は、フルートの門田さよこさんでした。
この日は、ピアノソロ、春の小川から始まりました。思えば2010年の春は遅かったですね。寒い日が続いていました。この頃にはようやくあたたかくなりました。そして、春のスタートに、フレッシュな演奏がぴったり♪
よしきくんは、バリトンの声の持ち主(だと思います。まだ勉強中です)。まずは、歌を披露して下さいました。曲は、カーロミオベン、アヴェマリア(カッチーニ)。愛の言葉を、イタリア語で語るなんて…音楽って自分が化けられるから、すごいですね。
よしきくん、ピアノの教室に通ううち、前後に声楽のひとがいて、歌に興味をもったみたいです。小さい頃にも歌っていましたが、高校生になってから、自分の楽器を磨くことは、新しい発見が満載です。カッチーニのアヴェマリアは、歌詞が、アヴェマリア、しかない、でも大変美しい曲です。曲のすばらしさ、楽器の面白さ、そういったものに、誠実に取り組む姿が素敵です。しかも、人前で、広い会場で歌うなんて!!
続いては、Mellow Roses という名前でユニットを組みました、フルート&ピアノ 門田さよこさんと、ヴォーカル&ピアノ 藤光直美でお届けしました。さよこさんも、ヴォーカリストですが、今回は歌はなし、ということで。二人でできることは、なんでもやってみよう、ということで結成しました♪
春は花の季節でもあります。華やかな気分になるこの日、ピアノの上には、華やかな花束が。
これは、いつもコンサートに、お仲間で訪れて下さる、「うたごえ広場」の方から、頂きました。その他に、いつもヨーグルトとか、おいしいものを下さったり、チラシを預かって配って下さったり。何より笑顔で、私達を支えてくださっています。そんなうたごえ広場のみなさんのご紹介もさせて頂きました。
■うたごえ広場
月1回、第4金曜日あたりに開催。(会場とりの関係で、確定は2か月前になります)参加費300円(茶菓子つき)
19:00~21:00 東久留米市役所 屋内ひろば
童謡、唱歌、世界の名曲など。昭和の歌など、24曲ほどを歌います。楽しい解説つきです。60代~の方が多いでしょうか。藤光が歌の伴奏をさせて頂いております。このサイトからのお問い合わせは、翠清に■
舞台を明るくする花に守られて。。
藤光うたっております。初恋、私のお父さんなど(声はメゾソプラノなんですが。チャレンジ♪)さよこさんのフリーなピアノにのせて。スタンダード曲は、さよこさんの魅力アップ!のりのりです。花いっぱい、ブライダルシーズンにむけて、結婚の歌、いつでも新鮮でよいですね。
そして、バトンタッチ。さよこさんのフルートです。ちょっとテレながら、交代です。
ボサノバ、スタンダード。ちょっとクラシックもはいったジャズ??(ピアノが藤光ですとそうなります)フルートの響きは、この会場にぴったり。夜の雰囲気もまじりつつ、遊び心一杯に音楽が広がります♪
休憩あとは、藤光のピアノソロに続いて、よしきくん、ピアニストです!!
学生服で訪れて下さった彼ですが、やっぱり若い、春でも半袖なんですね!そんな話しをしながら、彼の思い出話を。
実は藤光は、よしきくんを小さい頃から知っています♪初めてお会いしたのは、小学1年生。ピアノを弾きながら、音をよく聴いて、空間を感じることができる演奏者でした。そう、小さなピアニストだったのです。いつも発表会のトップバッターをつとめてくれました。ピアノに向かい、鍵盤をみないで空をみることのできる、そんな表現者でした。さて、そんなよしきくんの、赤いピアノでの演奏!バッハのメヌエットから。しっかりとしたタッチで、はきはきときれいに演奏。そして、ト短調に移る時の、色の変化は美しかったです。その後は、よしきくんに質問!高校3年生、クラブ活動のことをききました。生物部、ウニ班所属、ウニの受精などを研究しているようで、そのようなお話しをしっかりと★話題は、スポーツのことに。ダイビングをやっているとのこと。冬でももぐれて、それは夏とは違う景色で、すてきなのだそうです。およげないとだめなんですか?という質問に、「海にはいる楽しさを持っていて、恐怖心がなければ、誰でもできるんです」とのこと!精神的な世界でもあるのですね。危険を正しく知り、勇気をもっていれば、美しい世界が見られるのでしょうね。さて、そのようなお話しのあと、ゲーム音楽から、桜をテーマにした曲を弾いて下さいました。
さて、この後は、再びお姉さんたちの演奏(笑)
まずは、藤光から、ミュージカルナンバーを。ところで、Mellow Roses ユニット名ですが、メロウとは、光がやわらかく輝くこと、果実酒などが熟して、まろやかで美しい色になっていくことなどをさす言葉です。お酒が大好きな私達にぴったり((( 華やかなバラのように、素敵なステージをお届けしたいです。
さよこさんのフルートに変わってからは、一転、クラシックメドレー。ショパンの別れの曲から、華麗なる大円舞曲、ドビュッシーの月の光にいってしまおうという。。クラシックのオリジナルと、ちょっとした遊びと。
そして、スタンダード、ムーンリバー。Mellow Roses の世界、これから広がっていくことと思います。
さて、プログラムが終わりまして、次回コンサートのご案内。6月ゲストの、東久留米混声合唱団の、竹内さんがご来場下さいました。そこで、団のご紹介などをお話しして下さいました!これも素敵な出会いです。
季節が過ぎ、めぐるなかで、春はスタートの時、希望の季節。そして、その光をめざしながら、自然の中で生きていきます。様々な人の放つ光から、多くの力を与えられますね。みずのもりコンサート。ひとつずつ、大切な機会です。
ご来場くださった皆様、演奏者の皆様、ありがとうございました!