◆◆ レポート■伊豆高原桜まつり2013
4月 29th, 2013 / suisei
今、東北にようやく桜の季節が訪れているころ…遅くなりましたが、伊豆高原桜まつりチャリティーコンサートのレポートです。
2013年3月24日(日)11:00~と、12:30~の 2ステージ
銀杏の森四重奏団の皆様と、オーボエ 青木美帆が共演させて頂きました。
ご来場下さった、多くの皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。
Violin 松村一郎(東京芸大卒) / 山岸千恵(武蔵野音大卒) / Viola 清水正俊 / Cello 小川和久(桐朋学園・ボルドー国立音楽院卒・山形交響楽団首席)/Oboe 青木美帆(国立音大卒)
会場:伊豆高原駅やまもプラザ
動画はこちらからみられます! YOUTUBE←ここをクリック
毎年恒例の 伊豆高原桜まつり内で、行われたコンサート。
銀杏の森四重奏団さんは、2007年より毎年演奏されています。ご縁あって、昨年青木が共演させて頂きました。
昨年の様子はこちら→クリック
今年の曲目は、アイネクライネナハトムジーク、モーツァルトオーボエ四重奏曲1楽章、バッハ無伴奏チェロ組曲より、ハイドン弦楽四重奏曲 作品76ー2 五度 1楽章、クライスラー 愛の喜び 美しきロスマリン、アルビノーニ オーボエ協奏曲 作品9ー2。
今年の春は、桜が早かったのですが、当日は、ソメイヨシノが満開となりました。雨の予報もありましたが、幸いこの日には当たらず…
多くの人が訪れたおまつりとなりました。
1stヴァイオリン、松村さん。端正な響きと音楽で、アンサンブルをまとめて下さっています。演奏以外の場でのお話しは、とても興味深いものです!ぴりりとしたものもあって…。美しいメロディパート、いつまでも聴いていたい音です。
2ndヴァイオリン、山岸さん。今回は、クライスラーのソロを弾いて下さいました。手元ではなく、お客様をみて笑顔で演奏する姿、おなじみの曲の演奏に喜ばれた方は多かったと思います。美しい!
ヴィオラ、清水さん。お忙しい中、コンサートを企画され、様々な手配をこなしていらっしゃいます。お酒の準備も含め…その細やかなお気遣いあっての、銀杏の森四重奏団、このコンサートだと思います。曲の解説をしながらの、上質でアットホームなコンサート。そして東日本大震災被災地のためのチャリティ。多くの募金が集まるのもうなずけます。清水さんの想いが、お客様に届いているのですね。
チェロ、小川さん。今回は、無伴奏を弾いて下さる!というスペシャルなプログラム。豊かなアンサンブルの世界から、静かなバッハのソロに移った瞬間。雑然とした空間に静けさが生まれました。素晴らしかったです!
そしてオーボエ、青木。今回もがんばりました!このような機会、演奏者としてもなかなか無いものと思います。木管アンサンブルは、自分で企画することもできますが、弦楽器との共演はなかなか。そんな機会に恵まれたことに感謝しつつ、本人の努力も大変なものだったと思います。翠清では、どちらかというと、挑戦的なアンサンブルが多いので、こうしたサウンドを聴くと、オーボエの良さを再発見します。お客様にも、オーボエ曲に興味を持っていただけたようで、嬉しいアンケートも頂きました。ピンクのドレスも、山岸さんと合っていて、まさに桜満開!おつかれさまでした。
コンサート設営などは、伊豆急行さん、ケーブルテレビの方の音響も入りました。ステージ横には、お茶席が設けられていて、和の世界も隣接する会場。駅に訪れるお客様の自由な流れ、生演奏の存在、そして共感。すべてが自然で、贅沢な空間でした。
銀杏の森さんのステージの後は、中学生のブラス演奏。混雑する中での集合写真。最後はちょっとだけ、ラフに!
皆さんありがとうございました♪
写真:岩崎泰之さん